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BEAUTY

小顔テク、アップデートできていますか?

スタイルアップが叶う
洒落感小顔メイク #01

[小顔メイクにも旬がある編]

ハイライトやシェーディングが主体のコントゥアリングメイクをしていたら旧式。お洒落第一主義ならハイライトやシェーディングに頼らず、仕込みテクで今どき小顔をつくります。

やりすぎは禁物!
洒落てる小顔メイクの正解って?

ハイライト×シェーディングによる陰影メイクで得られる効果は、小顔オンリー。かたや今どきの目の錯覚を利用した仕込みメイクなら、“洒落ていて小顔にも見える”が狙えます!


TALK MEMBER

ヘア&メイクアップアーティスト
Kanakoさん

韓国アイドル&女優のメイクに精通し、リアルに取り入れやすいテクを提案。「お洒落で小顔を狙うなら、シェーディングはしばし封印です」

ビューティライター
白倉綾子さん

20代のころに比べて、明らかに顔が長くなってきたのが悩み。「丸顔だったのに、加齢によるたるみで面長さが加わって、間延び感が半端ない……」

ビューティエディター
Editor M

SNSでお洒落な人を3000人以上フォローする、情報収集オタク。「Kポ的な涙袋や人中短縮リップをしてみたいが、イタい人にならないか足踏み」


テクニックをちりばめた
一目置かれる大人の小顔メイク

Editor M(以下M):小顔メイクというと顔まわりにシェーディングカラーを入れて、鼻筋にノーズシャドウ、頰骨上にハイライトでメリハリをつけるみたいなメイクで止まっている人、少なくないですよね? 
白倉綾子さん(以下S):数年前に流行ったコントゥアリングメイクですよね。これは顔の外側に重きを置いたメイクで、今どきの小顔メイクは、顔の中央を意識しているんですよ。ね?
Kanakoさん(以下K):そうなんです。間延びした顔印象を縮めて小顔に見せるのが今どきで、鼻の下の長さを短く見せる「人中短縮」や頰の長さを短く見せる「中顔面短縮」といった短縮メイクはトレンドになっています。
S:しかも人中の短縮にはオーバーリップ、下まぶたから上唇までの範囲である中顔面の短縮には、下まぶたメイクや広範囲チークが適用されるんですけど、このメイク自体がトレンドだから、もれなく洒落顔。 
M:そういうメイクは知っていたけれど、小顔に結びついているとは思わなかった!
K:顔というフレームを小さくするんじゃなくて、顔のなかに収まっている目、頰、唇といったパーツのほうを目の錯覚で大きく見せることで、顔の余白を埋めるという感じですね。
M:これからの季節はシェーディングを入れたって、汗で落ちてなかったことになりますからね。 
K:大人がフェイスラインや目元に影を入れるというのは、老け見えのリスクしかないんで、相当のメイク技術がないと。だから大人のベースメイクは明るさ、ツヤが大事。トーンアップとツヤのある下地で骨の高い部分はより高く見えるように、ファンデはグラデ塗りで陰影をつけて、チークは間延びした部分を埋めるように幅広くすると、明るくて、メリハリのある小顔印象をつくれます。
S:韓国の女優さんなどは肌の明るさが際立っているのに小顔感ありますね。
K:人中短縮や中顔面短縮のメイクがだいぶ効いていると思います。あと、私は美容師でもあるんですけど、レイヤーを入れたヘアスタイルが今はトレンドで、顔まわりにパラリと落ちる髪があると目線が横にいくので、これも中顔面短縮効果のひとつだと思います。
S:アップスタイルにしても、パラリ前髪やもみあげの髪があるとないとでは、確かに印象が違いますね。あからさまにエラを髪で隠さなくてもいいのも、暑い季節にはうれしい!

model_MIZUKI HANAYAMA
photographs_YASUTOMO SAMPEI(model),MAYA KAJITA[e7](still)
styling_MIYU YASUMI
hair & make-up_Kanako[TRON]
text_AYAKO SHIRAKURA

※SPRiNG2025年7月号掲載の記事を再編集したものです
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです