編集部員の食指が動いたアレやコレを紹介するこの連載。今月は新生〈フェンディ〉より新作バッグをお届けします。
This Month's BRAND:
FENDI
「BUCKET® 」& 「FENDI MAGIC」
フェンディ「バケット®」&「フェンディ マジック」

主役はひとつでなくていい、
復刻した「バゲット®」と
「フェンディ マジック」の物語
A4サイズ以上の書類が入るバッグは、長らく“お仕事バッグ”と呼ばれてきました。でも最近は、その役割が分散され、私自身も装いを完成させるミニバッグと荷物を運ぶためのサブバッグを併用することが増えました。ただ、どちらかを主役、どちらかを脇役と呼ぶのは、なんだかしっくりこない――。そんなモヤモヤを抱えていたときに目にしたのが、若き日に〈フェンディ〉でキャリアをスタートさせたマリア・グラツィア・キウリがカムバックし、はじめて手がけた2026-27年秋冬コレクションでした。
彼女が掲げたのは、現代人の日常に寄り添うワードローブ。「Less I, More Us」というメッセージには、ひとりの才能や個性だけでなく、創業家の5人姉妹へのリスペクトや、周囲との協働で生まれる創造性が感じられました。ランウェイのなかで、とくに印象に残ったのが、オリジナルシルエットへと回帰し、話題を呼んだ「バゲット®」とトートバッグ「フェンディ マジック」の組み合わせ。仕事も、趣味も、プライベートも、ひとつの肩書きだけでは語れない私たちにとって、バッグをふたつ持つことは特別なことではありません。だからこそ、そのスタイリングは妙にリアルに感じられたんですよね。
印象的な型押しロゴや刺繍などが目を惹き、名作がモダンにアップデートされた「バゲット®」は装いに個性とリズムを与え、トートは日常を支える実用性を担う。それでいて、どちらも脇役にはならず、それぞれが美しく成立している。必要なものと好きなもの、そのどちらも諦めない。そんな現代女性の欲張りな美しさを、このふたつのバッ
グは静かに物語っているように思えたのです。(エディターK)
〈写真上〉上から「バゲット® 26424」[高さ14×幅26×マチ4cm]¥519,200、同[高さ14×幅26×マチ4cm]
¥507,100、同[高さ14×幅26×マチ4cm]¥484,000、〈写真下〉「バゲット® 26424」[ 高さ14× 幅26×
マチ4cm]¥484,000、「フェンディマジック ラージ」[高さ34×幅41×マチ13cm]¥469,700※すべて
予定価格(すべてフェンディ/フェンディ ジャパン)
photographs_TAKASHI EHARA
※SPRiNG2026年9月号掲載の記事を再編集したものです
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※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合がありますのでご了承ください







