編集部員の食指が動いたアレやコレを紹介するこの連載。今回お届けするのは、マイケル・ライダー率いる〈セリーヌ〉より、薄底感が今っぽいシューズたち。
This Month's BRAND:
CELINE
Loafers & Flat Shoes
セリーヌ ローファー&フラットシューズ

余裕あるスタイルを生む
現代的・薄底シューズ
足元が変わると、スタイルの空気まで変わる。そんな変化を感じさせてくれたのが、2026年春夏シーズン、新たなフェーズを迎えた〈セリーヌ〉の薄底シューズでした。ボリュームソールが主流だったここ数シーズンから一転し、シューズトレンドはよりフラットで軽やかな方向へ。足元に重さを置かないことで生まれる余白が、自然とモダンな表情を描いてくれる気がして、新たな美学を感じたのです。
この流れを体現しているのが、新たにクリエイティブの舵をとるマイケル・ライダーです。彼はかつてフィービー・ファイロ時代の〈セリーヌ〉でも経験を積み、ミニマルでありながら女性の身体や日常に寄り添うデザイン哲学を体得してきた人物。その視点は、今季のシューズにも息づいているように感じます。ムダをそぎ落としながらもどこかやわらかく、人の温度を感じさせるバランス、それがベーシックを超える魅力を授けてくれるのだと思いました。
ローファーは、甲を美しく見せるカッティングと、地面をなぞるような低さが印象的。端正でありながらどこか軽やかで、スラックスにもデニムにもすっとなじみ、足元にさりげない余裕を生んでくれます。レースアップシューズはフェミニンでありながら薄底ならではの軽やかさが際立ちます。気負わず、それでいて自然と洒落て見える、そんな“ちょうどいいモダンさ”を体現するシューズは、ワードローブに新しいバランスを運ぶ一足だと思うのです。(エディターK)
ローファー各¥143,000、レースアップシューズ各¥143,000※すべて予定価格(すべてセリーヌ/セリーヌ ジャパン)
photograph_TAKASHI EHARA
※SPRiNG2026年7月号掲載の記事を再編集したものです
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合がありますのでご了承ください







