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INTERVIEW

あこがれや、変化……

佐藤大樹(FANTASTICS)
理想のヒーロー像

佐藤大樹さんがリーダーを務めるグループ・FANTASTICSのNEWシングルがLDH史上初!『仮面ライダー』シリーズの主題歌に大抜擢! 楽曲に絡めて佐藤さんのヒーロー像や、元気をもらえるもの・ことをインタビュー。

Q BASED ON KEYWORDS
MY DREAM HERO

だれもが、“自分もこうなりたい”とあこがれ、見ているだけでパワーをもらえる存在がいるはず。子どものころと現在、年齢を重ねることで変化した、佐藤さんにとってのヒーローとは?

子どものころのヒーローは仮面ライダー

「やっぱり男の子のヒーローといえば、仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズですよね。僕も幼少期、日曜の朝に早起きしてテレビ前に直行していました。なかでも仮面ライダーシリーズは変身ベルトも持っていたほど好きで! 僕ら世代のライダーだと『クウガ』や『アギト』、『ファイズ』だったんですが、いちばん印象に残っているのは『電王』。(佐藤)健さんがライダーを演じていたんですけど、シーンによって髪型を変えていたり、ブレイクダンスをしたりしてとにかくかっこよくて、当時友達の間でも話題でした」

僕にとってのヒーローはHIROさん。ずっとあこがれです

「ずっとHIROさんにあこがれています。つねに僕たちのことも気にかけてくれて、直接メールをいただいたり、一緒にご飯を食べたりお酒を飲んだりする機会もあって、身近な存在でありながら、多くを語らず背中で見せてくれる感じがすごくかっこよくて。いつお会いしても謙虚でどんな人に対しても敬意を払って接している姿を見ると、ずっと初心を大切にされているんだなと感じます。実は20代前半のころに、HIROさんと同じ手相をしていると占い師さんに言われたことがあるんです。“HIROさんのように自分を支えてくれる信頼できる人たちを近くに置いて上に立つ人だ”と言われて以来、ずっと背中を追いかけています。LDHという事務所に籍を置いて好きなことをしている先輩方の姿を見ると、この会社がいかに素晴らしいかを実感することも多いです。この先もし表舞台を退いたときには、HIROさんのような存在になって、自分もLDHを背負っていけるような立場になっていたいなと本気で思っています」

Q BASED ON KEYWORDS
BOOST ENERGY

仕事にプライベートに日々忙しいはずなのに、いつでもポジティブ&アクティブ。一体その元気はどこから? と思わずにはいられない佐藤さんの、エネルギーの源を教えていただきました♡

お菓子は大好き! なかでも「さん太郎シリーズ」は格別

「お菓子が好きで、メンバーともよく楽屋で食べています。とくに駄菓子が大好き! 子どものころ近くの八百屋さんに駄菓子が置いてあったので、友達と毎日のように通って食べていました。「ヤッター!めん」に「よっちゃんイカ」に「まけんグミ」……あらゆる駄菓子を食べてきましたが、大人になっても食べ続けているのは“さん太郎シリーズ”です。「蒲焼さん太郎」「酢だこさん太郎」「のし梅さん太郎」、たまらないですね。あとは「うまい棒」もしょっちゅう食べています。いくつになってもおいしいものはおいしい!」

海の幸から元気をブースト! 回転寿司と磯丸水産にどハマり

「少し疲れたなというときはサウナでリフレッシュしたりもするんですが、いちばん元気をもらえるのはお寿司! ひとりで回転寿司に行くこともあるし……って、今思い返したら今週も3回行ってますね(笑)。あと最近は、値段の安さと自分で焼き加減を調整できることに衝撃を受けて、「磯丸水産」にどハマりしています。この間は(メンバーの木村)慧人と行きました。僕は貝が好きなんですけど、焼く前にまず殻にくっついている貝の身を剝いでから焼くというこだわりがあるんです。この間店員さんが僕だと気づいて、「佐藤さん、この貝は放っておけば自然に身が剝がれるんですよ」と教えてくれたのですが、「知っています、通いに通ってこの焼き方がいちばんおいしいと気づいたんです」と磯丸水産アマチュアではないことを主張しました(笑)」

うぱごろうとハンギョドンを溺愛

「僕がつくったウーパールーパーのキャラクター「うぱごろう」が可愛すぎて溺愛しています。ウーパールーパーは飼っていたこともあるし、似ていると言われたこともあって(笑)、僕にとって特別な存在。そんなうぱごろうのほかに、サンリオキャラクターのハンギョドンも可愛がっています。昔まだ名前がうろ覚えだったとき、生配信のなかで“ハンドンギョン”って言い間違えてしまったことがあって(笑)。それをファンの方に指摘されてからというものすごく愛着がわいて、グッズも集めるようになりました。それを見たFANTARO(ファンネーム)のみなさんが、最近はうぱごろうとハンギョドンのグッズをセットでライブやイベント会場に持ってきてくれるんです。その姿を見るとめちゃくちゃ可愛くてうれしくて、元気をもらえます」
 


INTERVIEW

叶えたい夢は、すべて叶えた20代。30代は、ゴールデン帯のドラマで主役を演じることが目標!

子どものころのヒーローは仮面ライダーだと語る佐藤さんがリーダーを務めるファンタスティックスの新曲『Got Boost?』が『仮面ライダーガヴ』の主題歌に決定!

「今回の楽曲は毎週日曜の朝に流れるということで、子どもたちが口ずさめるような曲ということを意識しています。一度聴いただけで頭に残るキャッチーな曲で、ダンスも真似してもらいやすい簡単な振りを取り入れていて。MVでは、仮面ライダーガヴと仮面ライダーヴァレンが、僕たちと一緒にダンスを踊るシーンもあるんですよ! 子どものころの僕からしたら、もう夢みたいな話です。そして、実はLDHのアーティストのなかで初めて『仮面ライダー』に楽曲を使用していただけたこともあって、僕らのことを信頼して任せていただけるような立場になったんだなと思うと、喜びの気持ちがさらに大きくなりました」

〝20代で叶えたいと思っていた夢はすべて叶えているんです〞と笑顔で話す佐藤さんも、もうすぐ30歳。この先に思い描いている未来とは?

「グループとしては、無事に今年初めてのアリーナツアーを成功させることができたので、次はドームでライブ! と言いたいところなんですけど、まだ回れていないエリアもあるので、まずは全国をきちんと回り、国民的ヒット曲を生むこと。それらをちゃんとひっさげて、僕らだったらできるというレベルになってから、地に足をつけた状態でドームを回りたいです。個人としては35歳になるまでに、役者としてゴールデン帯で主役をやりたい! 朝ドラと日曜劇場に出演することも30代のうちに叶えたい目標のひとつです。僕はいつもこうやって雑誌で宣言することで、自分にプレッシャーをかけているんです。だれの目に留まるかわからないし、夢が叶ったときに〝あのときこう言ってたな〞ってなるじゃないですか。口で宣言することも文字に残すことも大事だなって」

 アーティスト、役者、声優にMCと、日々忙しく過ごすなかでも、趣味のためなら睡眠時間も余裕で削ると言うほどアクティブ。

「僕、趣味にも全力で時間を使いたくて、ほぼ家にいないんです(笑)。たとえば朝10時から仕事があったとしたら、朝4時から釣りをしに行ったり。仕事終わりやオフの日にもサウナや映画へ行ったり、友達とご飯を食べたりして、家にいるのは寝るときくらい。でも外に出た瞬間〝佐藤大樹〞になります。オンだからとかオフだからという理由でスイッチを切り替えることはなく、つねに玄関のドアを開けてから帰ってくるまでが佐藤大樹です!」


PROFILE

佐藤大樹

1995年1月25日生まれ、埼玉県出身。FANTASTICSのメンバーでありパフォーマー。俳優としても映画『ママレード・ボーイ』や、ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』など数々の話題作に出演。そのほか声優やMCなど、幅広いフィールドでマルチに活躍している。

INFORMATION

FANTASTICS NEW SINGLE 『Got Boost?』 発売中

一度聴いたらクセになるテンポのよいニューシングル『Got Boost?』のCDが10月23日に発売。ポップでキュートなMVも要チェック!CD+ 玩具¥4,730、CD+DVD¥2,420、CD ONLY¥1,430(エイベックス)


model_TAIKI SATO
photographs_CHIZURU
styling_AI SUGANUMA[TRON]
hair & make-up_MIDORI FUKUDA[LUANA],KYOKO KATO[LUANA]
interview_MIHOKO SAITO

※SPRiNG2024年12月号掲載の記事を再編集したものです
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