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INTERVIEW

A PAGE OF YOUTH

作間龍斗
青春の1ページ

ドラマに映画にと、俳優としてもひっぱりだこ! メンズファッション誌でもレギュラーモデルを務めるなど活躍の場を広げている作間さん。初の単独主演舞台となる作品のキーワード「青春」から、作間さんを深掘り!

Memories of
TEENAGE YOUTH

放課後に友達とゲーセンへ行くような青春に憧れ

 今回岡山の高校生役を演じる作間さんの、リアルな高校時代の話。当時から仕事をしていた作間さんが思い描く理想の青春とは?

「今年で22歳になるんですけど、いろんな現場で“大人っぽいね”って言われることも多くて。たしかに昔の自分の映像とかを見ていると、ちょうど高校に入ったあたりから表情や声の発し方が別人のように大人っぽく変化しているんです。それも今の事務所に所属して、いろいろなお仕事を経験させていただいたことも影響しているかもしれませんね。当時から仕事に夢中ではありましたが、夢中というよりも“いっぱいいっぱい”という言葉のほうがあっていたかも。学校に通いながらもお仕事をしていたので、放課後になにか買い食いしたり、ゲーセンやボウリングに行ったり、制服でデートをしたり……いわゆるTHE! な青春に憧れはあります。仕事で学校を早退することもあったので、学校にいるときだけ制服を着て、最寄りの駅で私服に着替えるっていうのが日課でした。圧縮袋に衣類を突っこんで最小限にコンパクトにしても、なにかと荷物が多かったことも今となってはいい思い出です。当時着ていた制服はどこに行っちゃったかなぁ……。高校時代に夢中になっていたのは、英単語の暗記! 何個覚えたかのスコアが目に見えてわかりやすいので、のめりこんで勉強できたのを覚えています」

Memories of
TWENTIES YOUTH

青春を感じるときには近くにメンバーがいます

 2015年に結成されたHiHi Jetsでのグループ活動は、作間さんにとっての青春そのもの。今感じていることを教えてもらいました。

「大人になって、昨日の夕ご飯に何を食べたのかが、昨日のことなのに思い出せなかったりとか(笑)、昨日のことのように思い出せるけど、もう3年も経つんだなって感じるような出来事があったりとか……時間の経過って本当にあっという間だなと感じることも多くて、だからこそ、その瞬間瞬間を大切にしないといけないなと思っています。HiHi Jetsとしての活動は、いつだって青春です。夏に関西で公演があるときに、合間をぬってユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ったり、学生時代にも一緒にいることが多かったからこそ、メンバーとはバカなことをできる間柄でもあります。“これが青春か”って思える瞬間もたくさんありました。僕の青春は、まさに今。青春真っただ中です」


PROFILE

作間龍斗

2002年9月30日生まれ、神奈川県出身。 ジュニア内のグループ・HiHi Jets(ハイハイジェッツ)のメンバー。 NHKの大河ドラマ『どうする家康』や、12月6日公開の映画『うちの弟どもがすみません』に出演するなど、俳優としても活躍中。

INFORMATION

ニッポン放送開局70周年記念公演
『138億年未満』

11月23日(土・祝)に東京・本多劇場で開幕
高校卒業後に希望を抱き岡山から上京した小渕(作間龍斗)は、現実とのギャップにじわじわと押しつぶされながら、静かにすり減っていた……。キャストには桜井日奈子や若林時英、蛙亭・中野周平らが出演。鬼才の脚本家・福原充則が、甘酸っぱいだけでは終わらない、青春の残酷なリアルを描く!
[東京公演]2024年11月23日(土・祝)~12月8日(日)本多劇場
[大阪公演]2024年12月12日(木)~16日(月)サンケイホールブリーゼ


photographs_NAOKI MURAMATSU
styling_YOJIRO KOBAYASHI
hair & make-up_YUKIO HATTORI[Make-up Room Plus]

※SPRiNG2024年12月号掲載の記事を再編集したものです
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※掲載中の情報は誌面掲載時のものです