今から10年愛せる新・定番 with 本田 翼

〈ティファニー〉の
「ティファニー ハードウェア」
ラップ ネックレス

「ジュエリーを買うのは勇気がいることですが、一度手にしたら、ほぼ毎日そのジュエリーをつけたりする。決して飾って置いておくものではないからこそ、あえてアクセサリーの延長線上から選んだのがコチラ。大きめのチャームや武骨なチェーンにより装いのファッション性が高まるネックレスをハイジュエリーから選ぶのが素敵だと思うのです。Tシャツやジャケットなどのいつもの服に“リズムをつくるもの”という目線で選んだこのネックレスは、この先ずっと寄り添ってくれるはず（本間園子さん）」

ネックレス¥577,500（ティファニー／ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク）ジャケット¥93,500（ザ・リラクス）デニムパンツ¥52,800（シュタイン／エンケル）その他（スタイリスト私物）
　

〈ロエベ〉の
「パズル」バッグ ミニ

「精確なカッティング技術が織りなす幾何学的なラインと四方体のフォルムから成り立つ「パズル」バッグ。特徴的なビジュアルで装いのアクセントになりつつも、この先もメゾンの代表であり続けるだろう、名品ならではの美しい佇まいが魅力です。そして色は、あえてブラックではなくダークグレイ。柔和なカラーのウエアが主流の今、新しい定番カラーになりそうだと感じています（本間園子さん）」

バッグ［高さ16.5×幅24×マチ10.5cm］¥446,600（ロエベ／ロエベ ジャパン クライアントサービス）
　

〈ザ・ロウ〉の「ローン」パンツ

「〈ザ・ロウ〉といえば新・定番の象徴的存在。とくにバッグやシューズが人気ですが、私が推したいのはこのパンツ。たしかに勇気のいるプライスではありますが、いつものTシャツやニットが見違え、カジュアルな日も上質な自分になれるのです。ワイドシルエットが定番になった今は、この太さを味方につけて、女っぽくまといたい。相棒になる一本があると、ワードローブが変わるはずです（本間園子さん）」

パンツ¥291,500、ジャケット¥537,900、シャツ¥216,700、ベルト¥79,200（すべてザ・ロウ／ザ・ロウ・ジャパン）
　

〈バーバリー〉の
チェック柄カシミヤスカーフ

「2023AWコレクションよりダニエル・リーが〈バーバリー〉のチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任しました。ダニエルといえば色使いが巧みで、世界中にブライトグリーンを流行らせた本人。そんな彼が操るチェック柄のスカーフは、彩度の高いパープルが効いた絶妙配色に惚れぼれします。90年代に一世風靡したチェック柄スカーフが今の時代にアレンジされたかのようで、“定番”でありながら“新しい”一枚です（本間園子さん）」

スカーフ¥99,000、コート（ファーの襟付き）¥506,000、ブーツ¥302,500 ※すべて予定価格（すべてバーバリー／バーバリー・ジャパン）
　

〈ボッテガ・ヴェネタ〉の
「ロケット」ミュール

「フューチャリスティックなウエッジシルエットが躍動感を生むミュールは、シャツやスラックスといったスタイルにあわせても決してコンサバティブにはならずモードに映えます。一見難しく感じますが、じつは振り切ったカラーのほうがアラサーのスタイルにはなじむはずです（本間園子さん）」

［ヒール9cm］¥214,500（ボッテガ・ヴェネタ／ボッテガ・ヴェネタ ジャパン）
　

〈ジル サンダー〉のアンクルブーツ

「丸みを帯びたトゥやアウトソール、ぽってりとしたブロックヒールが特徴のアンクルブーツは、デザイン性が高く、今もこれからも“今っぽい”一足。オトナのエレガントさが際立つブーツを持つより、カジュアルにふることもできる、相棒になれるブーツがアラサーには必要なのだと思います（本間園子さん）」

［ヒール7cm］¥181,500（ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー／ジルサンダージャパン）
　

〈リーン・ロゼ〉の
ソファ「ロゼトーゴ」

「発売50年を迎えた往年のモデルですが、いつ見てもモダンな印象を与える不思議なソファです。様々あるファブリックのなかから今の自分らしいものを見つけ、一緒に育っていく。そして、その先の自分に変化があれば、このソファを自分らしいファブリックに変えていく。自分が選んだものから教えてもらう景色を楽しんでみてほしいのです。インテリアは自分のスタイルを形成するひとつだから（本間園子さん）」

ひとり掛けソファROSETTOGO（ウルトラスヌードnu）［高さ70×幅87×奥行102cm］¥286,000（リーン・ロゼ／リーン・ロゼ 銀座店）
　

　
〈エルメス〉の腕時計
「ケープコッド」

「“定番”というと、通常はもっとベーシックな色味をイメージするかもしれません。この考えを頭から除いて選んだのは、スモーキーなピンクの腕時計。ブレスレットのような感覚で取り入れることで、クラシックとはまた違う、モダンなスタイルを作れると思うとわくわくします。文字盤に浮かぶシェーヌ・ダンクルのグラフィックも手元によく映える。重厚感のあるものもいいですが、柔和なトーンこそ今の気分を表しているなと感じます（本間園子さん）」

時計 ¥451,000（エルメス／エルメスジャポン）