SPRiNG ONLINE

FASHION

小物から春気分をとり入れたい

メゾンのエッセンシャルな靴&バッグ

高揚感が増す春はもうすぐそこに。ハンサム女子のスタイルをつくるエッセンシャルなシューズ&バッグから、お買い物プランを立ててみてはいかが?

brand 01_

PRADA

[プラダ]

つねに私たちを魅了し続ける〈プラダ〉の今シーズンはデザイナーの「仕事」に焦点を当て、服に込められた複雑な手法やクラフツマンシップに敬意を表した。コレクションのファーストルックでも登場したサークル状のスタッズは、バッグにも象徴的にデザインされている。シンプルな装いにコンテンポラリーなムードを添える、まさにハンサム女子の理想とするシューズとバッグさえあれば、春ムードにいち早くアダプトできるに違いない。

〈上から〉大人に映えるエッセンシャルなバッグ。(キャメル)[H23×W32×D11]¥649,000、同(ブラック)[H23×W32×D11]¥858,000、足先までラグジュアリーに彩るポインテッドトゥミュールをロングパンツのおともに。[H8.5]、スクエアトゥがスタイルにモダンなエッセンスを注ぐミュール。(ブラック、ブラウン、ライム) [H3.5]各¥151,800※すべて予定価格(すべてプラダ/プラダ クライアントサービス)
 

brand 02_

GUCCI

[グッチ]

クリエイティブ・ディレクターにサバト・デ・サルノが就任した新生〈グッチ〉は、驚くほどにミニマムなウエアを提案。シューズ&バッグはといえば、ヘリテージへのオマージュを残すなか、おなじみの「ジャッキー」を背負うように持ったり、ボルドーに染められたパテントレザーの小物たちが踊るようにスタイルを盛り上げたりと、新たな魅力を発信した。そのミニマムスタイルに浮かぶシューズ&バッグは、ハンサム女子の憧憬そのもの。

〈上から〉ブランドの歴史を物語る「ジャッキー1961」に再解釈を加えた新作バッグ[H19×W27.5×D4]¥396,000、クラシックなバッグをクラッチ持ちするのが新しい。[H16.5×W29×D10﹈¥638,000、ヘリテージを感じる「グッチ バンブー 1947」。[H12×W17×D7.5]¥511,500、きらめくチェーンバックスリングに心躍るパンプス。[H4.5]¥156,200(すべてグッチ/グッチ クライアントサービス)
 

brand 03_

BALENCIAGA

[バレンシアガ]

ビッグショルダーのジャケットやワイドボトムなど、大きなシルエットのルックが並ぶ〈バレンシアガ〉。今季も大胆なテーラリングを引き締めるようにバッグやシューズたちは強い存在感を放つ。まるでアートピースをまとうかのように、装いにモダンな風を吹き込むアイテムが不可欠な春。圧倒的なモードな佇まいがありながら、微かな違和感を投げかけ、スタイルに奥行きをもたらす、こんなシューズ&バッグが私たちを味方する。

〈上から〉新たなサイズが加わった「Crush Tote Bag」は、ウィットに富んだアイデアとたしかなクオリティとの両立に心を揺さぶられる。[H20×W20×D8]シルバー¥291,500、ブラック¥287,100、ブラックのソフトカーフスキンで仕立てられたパンプス「Hourglass」はどの角度から見ても惚れぼれするビジュアル。[H10]¥191,400(すべてバレンシアガ/バレンシアガ クライアントサービス)
 

brand 04_

LOEWE

[ロエベ]

それはたとえば折り畳めるトートバッグなど、自分から語りたくなる、人から話しかけられる、そんなカンバセーションピースとなるアイテムがそろう〈ロエベ〉。たしかなクラフツマンシップにより、まとうだけで自信がわいてくるほどの端正な佇まいと、ジョナサン・アンダーソンによる遊び心が融合されたものたちは、少し背伸びをしてでも手に入れたくなるほどエモーショナル。メゾンのもつノーブルな力を借り、センスがにじむ自分になりたい。

〈上から時計まわり〉折り紙から着想を得た、折りたためる「パズル トート ミニ」。[H20×W16.5×D9.5]¥223,300、ラウンドトゥが特徴的なメリージェーンミュール。[H2]¥156,200、新作「ぺブル バケット ミニ」はミニマルであり革新的。[H19.5×W16×D16]¥309,100、ブラッシュドスエード製の「カンポ チェルシーブーツ」。[H3]¥156,200(すべてロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス)
 

brand 05_

BURBERRY

[バーバリー]

2023年A/Wコレクションよりチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したダニエル・リーが〈バーバリー〉にもたらしたのは、クラシックなものとしてではなく、モダンな装飾としてのチェック柄。ダニエルらしい彩色美が光り、気持ちをエナジャイズする。シンプルな装いでもセンスを光らせるための手段として、靴やバッグを活用したい。

〈右から〉目を惹く色を紡いだチェック柄のホーボーバッグ。ふっくらとしたフォルムに〝洗濯ばさみ〞がキッチュな遊び心。[H28×W33.5×D16.5]各¥286,000、パテントカーフレザーにギャザーを寄せて仕立てられた「ローズ クラッチ」はまるでアートオブジェ。[H14×W27×D16]¥302,500、なまめかしいカラーに惚れぼれするロングブーツ。[H6.5]¥352,000※すべて予定価格(すべてバーバリー/バーバリー・ジャパン)
 

brand 06_

JIL SANDER

[ジル サンダー]

春の情景を紡いだようなカラーリングが洗練感と暖かみを与える〈ジル サンダー〉の新作。力強いインパクトを与えずとも、ノーブルな女性像を雄弁に語るかのようにムードをもたらすシューズ&バッグがそろう。〝シンプルだけどセンスがにじむ〞というハンサム女子の夢を、簡単に叶えてくれるからこそ、みなが愛するブランドなのであろう。

〈右から〉ノットディテールがあしらわれたトップハンドルが印象的な「Giro Tote」はショルダーストラップ付き。[H31×W23×D13]¥302,500、アシンメトリーなスクエアトゥが印象的なパンプス「バレリーナ」にバイカラーの新色が登場。¥145,200、モダンシェイプなショルダーバッグ「エンパイア」。[H32.5×W13×D7.5]¥283,800 (すべてジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)
 

brand 07_

Maison Margiela

[メゾン マルジェラ]

最高峰のアイデアや技術を誇るオートクチュールにあたる「アーティザナル」をレディトゥウエアとして具現化した男女共通のライン「Co-Ed」コレクションよりピックアップしたのは、私たちが常に憧れる〝おなじみ〞のアイテム。今のメゾンを象徴するように色彩や細部に変化が加わり、フレッシュであり、いつまでも色褪せない魅力が宿る。

〈右から〉装いに軽妙な風を吹き込む「タビ」スリッポン。[H0.5]¥125,400、ペインティングされたヘンプ素材がアートのように麗しい「タビ」ブーツ。[H8]¥223,300、特徴的なキルトの「グラム スラム」ホーボースモール。[H21×W28×D6]¥251,900、クラッチやクロスボディで活躍する「グラム スラム」クラシックスモール。[H20×W31×D12]¥302,500(すべてメゾン マルジェラ/マルジェラ ジャパン クライアントサービス)
 

brand 08_

Dries Van Noten

[ドリス ヴァン ノッテン]

「見たことのない、ありふれたもの」。これが〈ドリス ヴァン ノッテン〉の最新コレクションのテーマだ。フラッグチェックのミュールに、グラフィカル柄のソックスを組み合わせるなど、様々な色や柄をミックスさせながら、巧みなカラーパレットにより非常に品高い印象に。高揚感が増す春、こんな遊び心がハンサム女子に必要なのかもしれない。

〈右から〉端正なレザーバッグに造形的な樹脂製キャリーハンドルとのコントラストが強い存在感を放つ。[H17×W33.5×D12]¥390,500、シャイニーなボディとオブジェライクなハンドルが非常にフォトジェニック。[H19×W15×D7]¥132,000、今季コレクションでも象徴的だったフラッグチェックのレースアップミュールは、ソックスあわせを前提に選びたいもの。[H9.5]¥103,400(すべてドリス ヴァン ノッテン)
 


photographs_ ERI MORIKAWA
styling_MAYU YAUCHI

※この特集内のサイズ表記はバッグ[H=高さ、W=幅、D=マチ]、シューズ[H=ヒール]、単位はcm、すべて編集部調べです

※SPRiNG2024年3月号掲載の記事を再編集したものです
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合がありますのでご了承ください