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国民的グループ・Snow Manの中でも、お茶の間の心までもそのロイヤル力で魅了する、エンターテインメントの権化――〝舘様〞こと宮舘涼太さんが、待望のSPRiNG初登場。クラシックモダンな衣装に身を包んだ舘様のNEOな一面をお届けします。
starring
Ryota Miyadate
wears NEO ROYALノースリーブトップス¥23,100、パンツ¥43,780、ネックレス¥29,700(すべてハラジュク ヴィレッジ)その他(スタイリスト私物)
(NEOロイヤル)
ノースリーブとロンググローブ。
これまでにない斬新な衣装ではありましたが、
見事に着こなすことができましたね(真顔)。
新たなジャンルを切り開いて
いただけたように思います。
これが僕の「NEOロイヤル」です。
(NEOな視座)
僕にとって、筋トレや食事など、
身体をつくることがNEOな関心事。
最近は、自分の身体のために、
摂取する食べ物を改善するようになりました。
それからは摂取カロリーを計算したり、
夜は炭水化物を抜いたり、
大豆製品を積極的に食べ、
青汁を飲んでみたりと、
身近なところから始めています。
まだ始めたばかりなので、
これから自分の身体が
どう変化していくのか楽しみです。
(NEOな経験)
『黄金のワンスプーン!』(TBS系)という
日本各地を旅しながら、その土地ならではの
旬の食材を食べ歩くグルメ番組を
やらせていただいてから、
食べ物に対しての考え方が変わりました。
この番組で農家さんのところに
行かせていただくことで、
野菜のありがたみが実感できましたし、
採れたてのお野菜を食べさせて
いただいたときに感じる瑞々しさ、
そして糖度の高さに感動し、
よりいいものを身体の中に入れたいという
欲が増すようになりました。
(NEOな●●様)
僕の持つロイヤル感や、
「●●様」という称号を授けるとしたら……
浮所(飛貴/ACEes)ですね。
彼は、音楽、俳優、バラエティ、
オールマイティにできますし、
育ちのよさも感じるんです。
しっかりとしゃべることができて
バラエティ能力もある。歌って踊ったら
カッコイイもカワイイもいける。
そうなると……
「浮様(うきさま)」はどうでしょう?
響きがいいですね。
これは浸透するかもしれませんよ?
僕は「宮舘」の「舘」を
取ってもらっているので、
浮所も「所様(しょさま)」でもいいですね(笑)。
about MOVIE and WORKS
自分にとっての正義がなんなのかを
考えるきっかけになってもらえたら
品格あるロイヤル感と親しみやすさを併せ持ち、見る人を幸せにするオーラを放つ宮舘涼太さん。彼が映画『火喰鳥を、喰う』で演じたのは、どこか怖さを感じる、個性の強い役どころ。宮舘さん自身、今までにないお芝居に挑戦するのは、かなり大変だったよう。
「僕が演じた北斗は、言葉で周りを巻き込んでいく役柄で、ストーリーも展開させていく重要な役どころでした。セリフの中には、僕が知らない単語もたくさんあったので、演じるのは大変ではあったんですが、すごく勉強になりましたし、俳優として、もっとお芝居が上手くなりたいと思う、いいきっかけになる作品となりました。それに、北斗は水上君が演じる雄司から、山下美月さんが演じる夕里子を奪おうとする役どころなので、映画ではすごく嫌な人に映ると思うんです。でも、北斗を演じているうちに、夕里子が好きだからこそ、どんなことをしてでも手に入れたいというピュアな気持ちが彼を動かしていることに気づいたんですよね。そう思うと、だれもが北斗の要素も持っているし、そうなりうる可能性があるんじゃないかなと思ったんです」
劇中での北斗の語り口はとてもなめらか。説得力があり、ついつい引き込まれてしまう。
「ストーリーテラーのような役割もあったからこそ、みんなを納得させる話し方が必要だと思い、学校の先生のような話し方を意識しました。先生って、すごく独特なテンポで、聞き心地がいいですよね。さらに、監督と何度もディスカッションをして、“こいつは只者ではない”という雰囲気を出すように、抑揚をつけ、どこか怖さを感じるようにして演じていきました」
映画では、それぞれが持つ“正義”があるからこそ起きる争いが描かれている。これは、決して対岸の火事ではなく、自分事としても感じることができる。
「この映画の中では、登場人物全員が正義感にあふれていて、それぞれが自分の芯を持っているんです。雄司は、夕里子を守る正義、そして北斗は、夕里子は北斗と一緒にいたほうが幸せだと思う正義があるんです。でも、ふたりが思う正義や意見が違っているからこそ、争いが起
きるんですよね。それって、この作品だけでなく、だれもが感じたことがあると思うんです。映画を観終えた後、なにが自分にとっての正義なのかを考えるきっかけとなってもらえたらうれしいなと思います」
今作のテーマのひとつは“執念”。宮舘さんにとって、これまでの人生でいちばん執念深く思い続けたものとは?
「Snow Manとしてのデビューです。グループを結成してから、ただただずっとデビューしたいと思い続けていました。デビューできるまでの十数年は、その夢が叶うかもわからなかったのでツライときも多かったですし、デビューするということに執着していないと続けていられなかったんです。もちろん、デビューしてからが本番ですし、今でも様々なことに執着を持っていないと、今の立ち位置にはいられないなと思っているので、これからも、いい意味で執着を持ち続けていきたいですね」
じつはこの映画には、宮舘さんのファンにとってはかなり衝撃的なシーンがちりばめられている。
「今まで見せたことのないような表情はもちろん、僕の乱闘シーンもあるんです。いつものロイヤルで上品な僕を想像して観に行ってしまったら、かなり衝撃を受けると思うので、覚悟のうえ、観てもらえるとうれしいです。でも、これは僕にとって可能性を広げられた“NEO”な作品となりました。これからも新たな自分、“NEO”な宮舘涼太を見せ続けていきたいですね」
PROFILE
宮舘涼太
1993年3月25日生まれ。東京都出身。Snow Manのメンバーとして活躍中。現在はTBSの料理番組『黄金のワンスプーン!』で初の単独MCに抜擢され、バラエティでも活躍中。24年にはドラマ『大奥』に出演。優雅な所作やダンスから、ファンからは“舘様”の愛称で親しまれている。
INFORMATION
映画『 火喰鳥を、喰う』10月3日(金)公開
信州で暮らす久喜雄司(水上恒司)と妻の夕里子(山下美月)のもとに、戦死した先祖が書いた日記が届き、その日を境に不可解なことが起き始める。その真相を探るべく、超常現象専門家の北斗総一郎(宮舘涼太)の力を借りることに。予測不能のミステリー作品。
●監督: 本木克英 ●原作: 原浩「火喰鳥を、喰う」(角川ホラー文庫/KADOKAWA刊) ●出演:水上恒司、山下美月、宮舘涼太(Snow Man)ほか ●配給:KADOKAWA、ギャガ ●10月3日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー https://gaga.ne.jp/hikuidori/
Snow Man・宮舘涼太さんが表紙を飾るSPRiNG11月号はこちらをチェック!
model_RYOTA MIYADATE
photographs_ KAZUHIRO FUJITA
styling_ KATSUHIRO YOKOTA[YKP]
hair & make-up_ TOMOKO MIYAGAWA
interview_ KANA YOSHIDA
※SPRiNG2025年11月号掲載の記事を再編集したものです
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