SPRiNG ONLINE

Scroll

ARE-KORE

2025 MAY ISSUE

Maison Margiela
「 Dress-Age」

SPRiNGエディターズの食指が動いたアレやコレを紹介するこの連載。今月は、〈メゾン マルジェラ〉からこの春ローンチした新アイコンバッグ「ドレサージュ」をご紹介します。

This Month's BRAND:

Maison Margiela
BAG「 Dress-Age」

メゾン マルジェラ 「ドレサージュ」

円安時代の救世主!
ハンドバッグ⇔トートバッグに
トランスフォームする
メゾン マルジェラの新作

 昨今、円安・物価高が追い打ちをかけ、正直ラグジュアリーのアイテムに手も足も出ない……と、泣きべそをかきそうになるときがあります。数年前に比べ、“可愛い”だけでは購入までに至りづらい今、〈メゾン マルジェラ〉の新作バッグ「ドレサージュ」は背中を強く押してくれる、“可愛い”以外の、とある特長があることがわかりました。
  
 やわらかなカーフレザーを採用した新アイコンバッグ「Dress-Age(ドレサージュ)」は、今シーズンのエフォートレスなムードを体現したデザイン。こちらに映っている大小のバッグは、どちらも「ドレサージュ」なのですが、写真左は扇状のフォルムが洒落感をもたらすハンドバッグ、そして垂れているストラップを上げ、90度回転させて側面が正面になるように切り替えると、右のようにトートバッグにトランスフォームするという仕組みなのです。
  
 つまり、私はこう思ったのです。このバッグを迎え入れれば、ふたつのバッグを手に入れることと同義だと。
   
 これは完全なる私の暴論ですが、実際、ふたつのデザインに変化することでワードローブを広げてくれるに違いありません。それに、短いハンドルを主体にハンドバッグにしたときは、そのフォルムはもちろん、馬の鞍(くら)からインスパイアされたストラップも魅力に。ストラップを主体にトートバッグにしたときには、馬の手綱を引くように品よく肩掛けができ、荷物が多い日も安心で、仕事の日も活躍するはずです。
  
 私の暴論でいうところの“ほぼ半値バッグ”は、私達のワードローブもお財布も助けてくれる、救世主になってくれるに違いありません!(エディターK)


時代を越えた美しさとスタイルでラグジュアリーを体現する新作バッグ「ドレサージュ」。短いハンドルを主体にハンドバッグ、調整可能なバックル付きストラップを主体にすればトートバッグに変化。底面にスタッズが付き、置いた時に自立するのも魅力。バッグ(小)[高さ21×幅35×マチ9cm]¥350,900、バッグ(中)[高さ33×幅42×マチ17cm]¥460,900(ともにメゾン マルジェラ/マルジェラ ジャパン クライアントサービス)


photograph_TAKASHI EHARA

※SPRiNG2025年5月号掲載の記事を再編集したものです
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合がありますのでご了承ください