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ANIMATION

山本美月とアニメのはなし

葬送のフリーレン

作品に携わっているみなさんの深い愛を感じました

 昨年から放送され、先日最終回を迎えた『葬送のフリーレン』。“勇者たちが魔王を討伐した後”という物語のスタートや会話のユーモア、魔法バトルなど、さまざまな視点から愛されている作品です。

「『マンガ大賞』を取ったときから気になっていたんだけど、アニメが始まって見てみたらすごくおもしろかった! 我慢できなくて原作も読んだのだけど、作者の方が楽しんで描いている感じが伝わってきてワクワクするし、キャラが生きている感じがするんです。そしてアニメを作っているみなさんの愛が本当に深い。動きがなめらかだし、フリーレンがフェルンの頭を撫でるときの手の動かし方やフェルンが歩くときの手の形とかもすごく“らしく”て、原作のちっちいコマの要素も取り入れて、しっかり読み取ってそのキャラクターっぽい動作を作っているから、描いている方はお芝居も上手なんじゃないかなと思いました。私はやっぱりフリーレンが好きでいちばん強くあってほしいなと思っちゃうけど、みんな大好きで、フェルンとシュタルクのほほえましい関係はずっと続いてほしいし、ザインにも戻ってきてほしい。ヒンメルたちとフリーレンの人間とエルフで気持ちが通じ合わない感じも切なくてよくて、指輪のエピソードは泣きそうになっちゃった。この作品はマンガとアニメでまた違うよさがあるから、最後までアニメ化してほしいな」


ワンピース¥57,200(ミカゲシン) シューズ¥9,800(クヌースマーフ) イヤリング(スタイリスト私物)

illustration & model_MIZUKI YAMAMOTO
photographs_KEISUKE KITAMURA
styling_AYA KUROSAKI [Linx]
hair & make-up_ARINA NISHI
text_SONOKO TOKAIRIN

※SPRiNG2024年6月号掲載の記事を再編集したものです
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