ヴァイオレット・エヴァーガーデン

ストーリーはもちろん、植物や衣装の美しさも印象的

　2018年に同名の小説を原作に京都アニメーションが制作したテレビアニメが放送され、老若男女問わず多くの人を魅了した『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。

「ストーリーが素晴らしくて、余命が近いお母さんが娘のために手紙を書いてもらうお話とか、めっちゃ泣いたな。依頼人が言うことをそのまま書くんじゃなくて、心を動かす文章を代わりに考える、自動手記人形ってすごい仕事だよね。そしてその仕事から、あれだけのストーリーが考えられているのもすごいなと思う。この作品をきっかけに注目するようになったヴァイオレット役の石川由依さんの演技も好きだし、作画も美術もキレイで。とくにヴァイオレットちゃんたちがよくごはんを食べるお店のグリーンみたいに建物の中にある植物とか、お姫様と王子様のラブレターを代筆するお話で登場する赤いバラと白い椿みたいな、ストーリーに絡んでお花が出てくるのも印象に残ってる。キャラクターの名前もお花からつけられているんだよね。お洋服のデザインも美しくて、ベネディクトがヒールをはいているのがすっごく好きなの。男性が品よくヒールをはくのってカッコいいんだなって思った。そして京アニさんの作品は動きのひとつひとつにその人物の特徴が出ているし、独特のかわいらしさがあるんだよね。それがキラキラして見えて、私はすごく好き」

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